熱中症の対処法学ぶ 小学生対象に救命講座 浜松・中区
静岡県西部地区で救命講座を展開する「こども救命士になろうプロジェクト」(近藤誠人代表)とホテルコンコルド浜松はこのほど、小学生を対象に熱中症の危険性や対処法を解説するイベントを浜松市中区の同ホテルで開いた。地元の親子連れら約20組が参加した。
![模型を使ってミネラル補給の大切さを学ぶ児童=浜松市中区](/news/images/n130/1291670/IP230801TAN000113000_O.jpg)
看護師や消防職員、消防団員らが講師を務めた。四つのブースを構え、児童たちが順番に回った。「補給」をテーマにしたブースでは、発汗によりミネラルが不足すると吐き気やめまいを発症することなどを模型を用いて説明。対策として、スポーツドリンクを少しずつ飲むことが有効だと呼びかけた。体を効果的に冷やす方法や、正しい心臓マッサージのやり方なども解説した。
救命講座は、近藤代表が救急救命士として磐田市消防本部で勤務した経験などを基に昨年から開催していて、今回で4回目。近藤代表は「子どもたちが自分の身を守る方法を学ぶとともに、医療従事者らが持つ知識を発信する機会にしたい」と話した。
(浜松総局・岩下勝哉)