函南 知恵の和館10周年記念まつり 「猫踊り」題材 新作劇 ロゴマークもお披露目

 函南町のかんなみ知恵の和館で30日、開館10周年を記念した「夏休みわくわくまつり」が開かれた。同町軽井沢に伝わる民話「猫踊り」を題材にした県舞台芸術センター(SPAC)の新作劇やロゴマークがお披露目され、来館者が楽しい一日を過ごした。

猫踊りを題材にした新作劇を披露する団員=函南町のかんなみ知恵の和館
猫踊りを題材にした新作劇を披露する団員=函南町のかんなみ知恵の和館
10周年を記念して制作されたロゴマーク=函南町のかんなみ知恵の和館
10周年を記念して制作されたロゴマーク=函南町のかんなみ知恵の和館
猫踊りを題材にした新作劇を披露する団員=函南町のかんなみ知恵の和館
10周年を記念して制作されたロゴマーク=函南町のかんなみ知恵の和館


 猫踊りは「夜になると人間の言葉を話し、踊る猫」という民話。恒例イベント「かんなみ猫おどり」では、猫になりきって祭りを楽しむ人でにぎわい、多くの町民に親しまれている。新作劇は町制施行60周年にも合わせ、SPACがオリジナル台本で舞台化。団員がコミカルな踊りや動きを取り入れた演技を披露し、不思議な民話の世界に観客を引き込んだ。
 ロゴマークは県内外から67点の応募があり、東京都の堀江幸花さんの作品が選ばれた。同館の外観や漢字の「和」、知恵の輪玩具をモチーフにしたという。認定証を受け取った堀江さんは「長く皆さんに愛されてほしい」と期待した。来場者にはロゴマーク入りのエコバッグが配られた。
 同館は子育て交流センターと町立図書館の複合施設で、2013年4月7日にオープンした。この日は同館のテーマ曲を手がけた田中みどりさんのコンサートなども行われ、多くの来館者でにぎわった。
 (三島支局・岡田拓也)

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