コロナ感染前週比1・33倍に ヘルパンギーナは減少 静岡県内

 静岡県は21日、直近1週間の県内の感染症発生状況を週報(10~16日)として発表した。感染拡大注意報レベルになった新型コロナウイルスは定点医療機関1カ所あたりの患者数が10・77人で、前週比1・33倍に増加。県は1日あたりの感染者数は1400人と推計している。
 定点あたりの患者数は地域別だと東部14・68人、中部9・64人、西部7・62人。保健所別だと御殿場が33・67人で、同保健所の警報レベルとなる34人が目前となった。県は今後患者が急増する恐れがあるとして、感染対策の強化を呼びかけている。
 警報中のヘルパンギーナは定点小児科1カ所あたりの患者数6・62人で、前週の8・54人から減少したものの、警報開始基準値の「6人」を上回った。
 RSウイルスは定点あたりの患者数が3・89人(前週3・69人)に増加。インフルエンザは7月上旬まで3週連続で流行の目安となる定点あたり「1人」を下回っていたが、再び増加し1・11人(同0・63人)になった。県内では学級・学年閉鎖が続いた。
 感染性胃腸炎は3・55人(同3・84人)で前週を下回った。

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