地域活性化へ包括連携 裾野市とアイリスオーヤマ

 裾野市と生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は20日、包括連携協定を結んだ。防災減災対策や脱炭素社会の実現、産業観光、教育など幅広い分野で連携し、社会課題の解決と地域活性化につなげる。

包括連携協定を結んだアイリスオーヤマの大山社長(左)と村田市長=裾野市の同社富士裾野工場
包括連携協定を結んだアイリスオーヤマの大山社長(左)と村田市長=裾野市の同社富士裾野工場

 飲料水を生産する同社の富士裾野工場(裾野市須山)の本格稼働に合わせ、同工場で締結式を開いた。村田悠市長は「双方のリソースやノウハウをいかし、裾野市の魅力を最大限に引き出せるよう持続可能な施策を取り入れていきたい」とあいさつ。大山晃弘社長は「東日本大震災の経験を踏まえ、脱炭素化に向けた取り組みを推進し、飲料を全国に届けて裾野市の魅力を伝える」と述べた。
 南海トラフ地震や富士山噴火など大災害時には、同社が飲料水をはじめとする必要物資を供給。同市のふるさと納税返礼品に飲料水を利用したり、同社が市の教育を支援したりする。

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