台湾生徒との対面交流 復活 静岡東高生「考え方の違いに驚き」 好きなアニメ紹介し合う

 静岡東高(静岡市葵区)は11日、台湾の台北市立内湖高級中学の生徒31人を招いた国際交流授業を同校で開いた。新型コロナウイルスの影響で4年間中断していた対面交流が復活し、日台の同世代が和やかに親睦を深めた。

自国の文化を紹介し合う生徒ら=静岡市葵区の静岡東高
自国の文化を紹介し合う生徒ら=静岡市葵区の静岡東高


 静岡東高生徒会本部が主催した歓迎式に続き、同校の総合探究学習「東陵セミナー」の一環で英語を主体的に学ぶ2、3年生30人が、台湾の生徒と自国の食文化や好きなアニメなどを紹介し合った。台湾の生徒は煎華道部や剣道部などの部活動にも参加し、日本の文化を体験した。
 3年の吉田悠菜さん(18)は「将来の夢など同世代間での考え方の違いに驚いた。オンラインではなく対面で会話でき、より親密になれた」と話した。
 静岡東高は約10年前から修学旅行先に台湾を加え、内湖高級中学を訪れるなど異文化交流を推進している。
 (社会部・薬袋貴信)

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