油彩美術家協会展 １０３点一堂に 静岡で開幕 最高賞に古永さん（藤枝）
静岡県油彩美術家協会展（静岡新聞社・静岡放送後援）が５日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。９日まで。
県内のプロやアマチュアの画家１０３人が１人１点ずつ出展した。風景や人物を精緻に描いた作品のほか、抽象画など会員の個性あふれる作品が並ぶ。最高賞の県知事賞に輝いた藤枝市の古永敏子さんの作品「生命（いのち）」は、チョウやガが炭火の中に飛び込む様子を写実的に描きながら、無彩色で表現した幻想的な姿のガが“生命”を演出している。同協会の八木健一会長は「制作する中で作者が葛藤した心の痕跡や込めた思い、メッセージを感じてもらいたい」と話した。
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