同級生の設定 親子で演技や国語、体育学ぶ 浜松でSPAC企画

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)と浜松科学館は1日、小学生の親子連れが学校の同級生という設定でさまざまな教科を学ぶワークショップ形式のイベント「すぱっくおやこ小学校in浜松」を浜松市中区の同館で始めた。2、8、9日にも行われる。

長縄跳びの演技に挑戦する子どもたち=浜松市中区の浜松科学館(画像の一部を加工しています)
長縄跳びの演技に挑戦する子どもたち=浜松市中区の浜松科学館(画像の一部を加工しています)

 初日は国語と体育を学んだ。縄を使わず、SPACの俳優らが腕を回すのに合わせて長縄跳びをする演技に挑戦。親が俳優の協力を得て普段の仕事などを即興で演じ、その演技を見た子どもらがライフガードやピアノ講師といった内容を当てるゲームにも取り組んだ。俳優の山崎皓司さんは劇作家シェークスピアの「この世は舞台 人は皆役者」という言葉を紹介し、コミュニケーションの大切さを強調した。
 父親と参加した与進北小2年小川桃佳さん(7)は「いつもの学校とは違う感じの授業だったけれど、体を動かしながら学べて楽しかった」と話した。
 すぱっくおやこ小学校は、親子連れに対話や共同作業を通じて芸術文化に親しんでもらおうとSPACが中心になり、2022年から静岡、浜松、沼津の3市で行っている。
 (浜松総局・松浦直希)

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