信康最期の地でトークショー 大河ドラマ出演俳優 浜松市天竜区・二俣町

 浜松市とNHK財団は1日、同市天竜区二俣町の天竜壬生ホールで、大河ドラマ「どうする家康」の出演者を招いたトークショーを開催した。松平信康役の細田佳央太さんと大久保忠世役の小手伸也さんが登壇し、浜松と徳川家の関係やドラマの見どころについて語った。

トークショーでドラマの見どころなどを紹介する小手伸也さん(左)と細田佳央太さん=浜松市天竜区の天竜壬生ホール(浜松総局・山川侑哉)
トークショーでドラマの見どころなどを紹介する小手伸也さん(左)と細田佳央太さん=浜松市天竜区の天竜壬生ホール(浜松総局・山川侑哉)

 二俣町には、信康が21歳で自刃し、忠世が城主を務めた二俣城や信康の菩提(ぼだい)寺・清瀧寺などゆかりの地がある。イベント前には2人で両所を訪れた。
 二俣城跡を訪れるのは3回目という細田さん。信康について「優しかった男の子が周りの環境のせいで壊れていく。誰しもが持っている繊細さがあり、信康の感情の変化をイメージできた」と語った。
 2日放送の第25回では「信康事件」が扱われる。小手さんは「(信康の)最後のシーンを撮るにあたって現場全体が緊張感で包まれていた。壮絶なシーンになった」と語り、細田さんは「前半の大きなヤマ場。明日の回があるから今後の徳川がある」と話した。
 会場では家康役の松本潤さんら出演者の等身大パネルが展示され、約500人の来場者は大河ドラマの世界に浸っていた。
 2日午後6時から、同市中区の浜松出世パーク「葵広場」で放送のパブリックビューイングが開かれる。

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