⚽清水エスパルス、群馬に優勢も引き分け サッカーJ2第22節
明治安田J2リーグは25日、各地で第22節の3試合が行われ、清水は群馬に1-1で引き分けた。
②正田スタ(群馬1勝1分け)▽観衆4924人
群馬 8勝7分け7敗(31) 1(1―1 0―0)1 清水 8勝8分け5敗(32)
▽得点者【群】北川(2)【清】北川(3)
【評】清水は優勢に試合を運んだが、群馬と引き分けた。
試合の入りでつまずき、前半10分に隙を突かれて先制を許した。しかし26分、北川の鮮やかなミドルシュートで追い付いた。
主に右サイドを起点にゴールに迫った攻撃も、後半はペースが落ちた。布陣変更や前線の選手の投入で圧力を強めたが、相手の粘り強い守りを攻略できず。終了間際にチアゴサンタナやオセフンが迎えた決定機も、相手GKに防がれた。
北川弾も決勝点遠く
幾度もシュートを浴びせながら、追加点が遠かった。清水は前半で追い付いたものの、勝ち点1止まり。今季初黒星を喫した群馬に借りを返せず、引き分けに終わった。
3月の前回対戦で3失点した相手に、「先制点が鍵になる」(MF西沢)とチームで共有して臨んだはずの一戦だった。だが、前半10分に自陣右サイドでの群馬のスローインからクロスを通され、失点。先制して優位に試合を進めるプランは早々に崩れた。
そんな予定外の展開を一撃で振り出しに戻して見せたのがリーグ8戦ぶり先発のFW北川だった。26分、ペナルティーエリア手前中央から左足を振り抜き、鋭い弾道でゴール左を射抜いた。18日のルヴァン杯で得点し、「これが続くように」と誓っていたストライカーの有言実行の公式戦連発弾となった。
しかし、その後が続かない。終了間際には相次いで決定機があったが、相手に阻まれた。前節の熊本戦で劣勢の展開にもしぶとく勝ち点3を持ち帰った「成功体験」(DF鈴木)を勝負強さで示したかったが、勝ちきれなかった。
これでリーグ戦の折り返しとなる21試合目を終えた。勝ち点32は2位で昇格を果たした2016年を2ポイント下回る。1年でのJ1復帰へ、いばらの道を予感させる勝負の後半戦にここから突入する。