生ごみの資源化促進へ 浜松市が堆肥化容器を無料配布

 浜松市は家庭ごみ排出量の減量に向け、生ごみを堆肥化する容器を市民に無料配布する。従来の対象世帯要件を緩和し、生ごみの資源化促進を図る。

 無料配布するのは、畑や庭に埋め込み、土の中の微生物で堆肥化するコンポスト容器(縦約60センチ、横約70センチ)=写真右=と、発酵促進剤を利用する密封発酵容器(縦約45センチ、横約25センチ)=同左=の2種類。
 希望する容器を2個セットで約1300世帯に無料配布する。これまでは一度も無料配布を受けていない世帯が対象だったが、要望が多かったため、過去5年以内に無料配布を受けていない世帯へと拡充した。
 市が2021年度に行った家庭から出る可燃ごみの内訳調査では生ごみが約35%と最も割合が高かった。家庭ごみ処理の有料化議論が進んだ22年度は同容器の応募が急増したため、配布数も増やし、家庭での処理を促進する。
 容器は8月と11月の指定日に市内12カ所で配布する。往復はがきに希望容器や住所、氏名、電話番号、受け取り希望場所などを記入し、市ごみ減量推進課に郵送する。締め切りは7月21日。詳細は市ホームページや広報はままつ6月号に掲載している。問い合わせは同課<電053(453)6192>へ。

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