静岡県の郷土工芸品 都内で一堂展示 22日まで

 静岡県の郷土工芸品を紹介する特別展(県郷土工芸品振興会主催)が9日、東京都港区の伝統工芸青山スクエアで始まった。漆器や焼き物、げたなど国や県が指定する13種類約1100点を展示・販売している。22日まで。

静岡県の伝統工芸品が並ぶ特別展=東京都港区の伝統工芸青山スクエア
静岡県の伝統工芸品が並ぶ特別展=東京都港区の伝統工芸青山スクエア

 竹ひごを緻密に組み上げた駿河竹千筋細工の小物や色鮮やかな駿河塗下駄、浜松注染そめの手ぬぐい類、遠州七窯の一つに数えられる島田市金谷地区の志戸呂焼などが並ぶ。会場入り口では駿河竹千筋細工の伝統工芸士杉山茂靖さん(48)が、細かく割った竹を削り丸ひごにしていく工程を実演した。杉山さんは「静岡の工芸品は夏を楽しむアイテムが豊富。ぜひ気軽に手に取って季節を感じてほしい」と話した。
 期間中は各種工芸品の実演に加え、11日まで駿河竹千筋細工、12、13の両日に駿河指物の制作体験を行う。開場時間は午前11時から午後7時(最終日午後6時)まで。

 

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