患者暴行で改善計画 沼津市の精神科病院、静岡県に提出

 沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」で看護職員による入院患者への暴行が発覚した問題で、病院が17日、原因の検証や再発防止策を盛り込んだ改善計画書を静岡県に提出したことが分かった。

沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」
沼津市の精神科病院「ふれあい沼津ホスピタル」

 県によると、不適切行為を発見した際の報告の仕組みや対応マニュアルの整備、職員間の情報共有などを明記し、それぞれ改善時期を示したという。県は計画書の内容を精査した上で現地確認を行う。定期監査で計画通り実行されているかどうかを調べる。
 県は職員や患者への聞き取りやカメラ映像を通じ、顔や頭を蹴るなど3件の暴行が精神保健福祉法に抵触すると認定した。4月21日に病院を指導し、5月17日までに改善計画書を提出するよう求めていた。
 同病院では別の職員が患者をバケツで殴ったとの情報もあり、県は追加調査を実施している。

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