新茶の入れ方、プロが伝授 オトナ女子短大『シズ・カレ』講座 静岡市駿河区

 JA静岡市は11日、市内の女性が食と農業を学ぶ「オトナ女子短大『シズ・カレ』」の講座「新茶の淹(い)れ方教室」を同市駿河区の本店で開いた。8、9期生16人が参加し、静岡茶への理解を深めた。

新茶のおいしい入れ方を実践する参加者=静岡市駿河区のJA静岡市本店
新茶のおいしい入れ方を実践する参加者=静岡市駿河区のJA静岡市本店

 同組合営農課の野崎圭介主任(38)が講師を務め、安倍川や藁科川流域を中心に生産される本山茶を使用した。野崎主任は、①茶葉の量は急須の底を敷き詰める程度②湯温は約60度③注ぐ量は湯飲みの約7割-といった新茶を楽しむポイントを説明。「一手間掛けることで茶葉本来の味を楽しめる」とアドバイスした。
 参加者は助言に沿って入れた茶を、本山茶を練り込み茶菓子として作った蒸しパンとともに堪能した。本格的な飲み方を学んだ参加者は「渋みだけでなくまろやかさも感じる」「自宅でも挑戦したい」と茶の魅力を再認識していた。

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