職場環境、遺贈で藤枝市と連携協定 島田掛川信金

 藤枝市と島田掛川信用金庫はこのほど、働きやすい職場環境づくりの推進と、遺贈に関する連携協定を締結した。行政と金融機関が協力し、市民と企業が安心して活躍できるまちづくりを目指す。

署名した連携協定書を手にする北村市長(右)と伊藤理事長=藤枝市役所
署名した連携協定書を手にする北村市長(右)と伊藤理事長=藤枝市役所

 職場環境づくりの推進は、市の新たな「働きやすい職場環境認定事業所制度」の認定企業の従業員を対象に、自動車、教育、住宅関連、福祉の各種でローン金利を優遇するといった福利厚生の充実化を支援する。同信金の窓口では同制度や市独自の施策を紹介し、活用促進とニーズの把握を図る。
 遺贈の協定は、同市へ遺贈を希望する市民らに対し、同信金が助言することで円滑な寄付を実現させるのが狙い。同信金が遺言信託業務など専門的な助言を担い、市は寄付者の意思を市政運営につなげる。
 市役所で締結式が行われ、北村正平市長と同信金の伊藤勝英理事長が連携協定書に署名した。伊藤理事長は「藤枝市と多方面で連携し、地域の役に立ちたい」と述べ、北村市長は「新たな一歩をともに踏み出せる。連携を強化し、魅力あるまちづくりに力を注いでいきたい」と話した。

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