天浜沿線の魅力 遠州弁の自動音声アプリでガイド 植栽地や観光スポット 花のリレープロジェクト

 天竜浜名湖線沿線で花の植栽活動「花のリレープロジェクト」を続ける公益財団法人県西部しんきん地域振興財団はこのほど、植栽地などをスマートフォンのアプリでガイドするサービスを始めた。

音声ガイドサービス「魅力いっぱい 遠州さんぽ」のポスターとスマートフォンの起動画面=浜松市天竜区の天竜二俣駅
音声ガイドサービス「魅力いっぱい 遠州さんぽ」のポスターとスマートフォンの起動画面=浜松市天竜区の天竜二俣駅


 2018年に始まった同プロジェクト。これまで約130団体が参加し、植栽を通じた駅周辺の美化活動を行っている。音声ガイドサービス「魅力いっぱい 遠州さんぽ」により、沿線18カ所の植栽地や周辺観光スポットを紹介し、活動のPRと沿線の振興を図る。
 オトノ(静岡市)が開発した散策型音声ガイドサービス「おともたび」を活用。スマートフォンでQRコードを読み取るとGPSと連動したウェブアプリが起動し、ポイントごとに地元住民や学生らによる自動音声ガイドが流れる。QRコードは、各駅に設置された周遊マップやカードなどに記載。今後もスポットを増やしていく予定という。
 同社の青木真咲社長は「県内10エリアで運用しているが、鉄道沿線では初。遠州弁での案内など、地域色あふれる内容になっている」と話す。
 同財団の中村幸司さんは「プロジェクトの本来の目的である、地域振興と観光振興を後押しするようなサービス。花をめぐる新しい天浜線の楽しみ方が定着していってほしい」と期待する。

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