青空に映える純白の細長い花 「なんじゃもんじゃ」開花 静岡市葵区の城北公園

 静岡市葵区の城北公園でこのほど、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧2類に指定されている希少木「ヒトツバタゴ」の花が咲き始めた。純白の細長い花が青空や新緑に映え、散歩に訪れた人々を喜ばせている。

青空と新緑に映えるヒトツバタゴの花=静岡市葵区の城北公園
青空と新緑に映えるヒトツバタゴの花=静岡市葵区の城北公園

 別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるモクセイ科の落葉高木。日本では長崎県の対馬や愛知、長野県の木曽川流域などに自生する。同公園には90本ほどが植栽されている。
 奇妙な別名の由来は諸説あり、水戸黄門で知られる江戸時代の水戸藩主、徳川光圀が千葉の神社に参拝した際に「この木はなんじゃ」と地元住民に尋ねた際、聞き取れず「なんじゃもんじゃ」と返答したのが始まりとの説もある。

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