演劇祭の魅力迫る SPAC・丹治さん解説 静岡県立大が公開講座

 静岡県立大国際関係学部の教員でつくる「県大×おまちゼミ実行委員会」は13日、本年度1回目の公開講座「演劇祭は私たちに何をもたらすのか?」を静岡市駿河区の同大で開いた。学生と一般来場者約30人が演劇祭の魅力を学んだ。

演劇祭の魅力を紹介する丹治さん=静岡市駿河区の県立大
演劇祭の魅力を紹介する丹治さん=静岡市駿河区の県立大

 県舞台芸術センター(SPAC)制作部副主任で同大非常勤講師の丹治陽さん(41)が講師を務めた。丹治さんはフランス・アヴィニョンなど海外の演劇祭の概要を説明し、「地方都市での開催が観光政策になっている」と解説した。
 丹治さんはSPACが4月29日から5月7日まで静岡市内で開催する「ふじのくに→←せかい演劇祭」の見どころも紹介した。屋内外の会場で観劇して違いを体感することを勧め、「異文化との出会いを楽しんでほしい」と話した。
 講座は3年目。日本文化のヨーロッパでの受け入れられ方を学ぶ講座なども企画している。

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