静岡人インタビュー「この人」 総合格闘家として活躍する 林源平さん(東京都)

 総合格闘技の国内プロ団体「パンクラス」に参戦する。2013年にデビュー。これまでライト級(70・3キロ以下)を主戦場としていたが、22年から1階級上のウエルター級(77・1キロ以下)に転向した。現在のランキングは2位。三島市のイギーハンズジムに所属する。裾野市出身。33歳。

林源平さん
林源平さん

 ―階級を変えた理由は。
 「減量による体の負担を減らし、より良いパフォーマンスを発揮したかった。周りの関係者も勧めてくれた。総合格闘技はパンチ、蹴り、投げ技、絞め技、関節技とあらゆる攻撃を駆使するが、中でも自分の武器はパンチだと思っている。体重が増え、パワーは増した」
 ―普段の生活サイクルは。
 「レベルの高い練習パートナーを求め、数年前から東京に拠点を移した。週6日トレーニングして1日休む流れ。以前はアルバイトで生活費を稼いでいたが、スポンサーがつくようになったこともあって辞め、現在は練習のない夜にジムのインストラクターを務めている」
 ―プロの格闘家になったきっかけは。
 「闘う姿が格好いいと思い、幼稚園児のころ、柔道場に通うようになった。並行して野球も始め、高校時代まで球児だった。高校卒業後にいったん一般就職したが、幼いころからの格闘技に対するあこがれ、強くなりたいという思いから20歳で本格的に格闘技を始めた」
 ―今後の抱負を。
 「近い目標はパンクラス王者のタイトルを獲得すること。チャンピオンベルトを静岡に持ち帰りたい。その後は世界チャンピオンを目指す。経験を積み、格闘技を始めてから今が一番自身の成長を感じている。まだまだ強くなれると信じている」

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞