牧之原市 保育園指定管理委託料 新年度予算案に付帯決議 

 牧之原市議会は22日の2月定例会最終本会議で、2023年度市一般会計当初予算案に対する付帯決議を可決した。昨年9月に園児のバス置き去り死事件が起きた市内の認定こども園「川崎幼稚園」を運営する学校法人榛原学園が指定管理する市立細江保育園への指定管理委託料の計上に対して、学園側に申し入れている指定取り消しの協議を速やかに進めることなどを市に求めた。
 市は委託料として約1億2千万円を当初予算案に計上した。決議は事件後の学園前理事長からの指定管理取り消し申し出を「有効な代表行為」と位置づける市の考えと同様の判断をするとした上で、予算執行に当たり学園との早期の協議開催▽細江保育園の施設運営が円滑に移行できるよう事前準備を進める▽同園保護者らに対して情報提供を適宜行うこと-を求めた。
 最終本会議では23年度市一般会計当初予算案など20議案を可決し、閉会した。

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