遺贈寄付支援へ 島田市が協定 島田掛川信金と

 島田市と島田掛川信用金庫はこのほど、遺贈に関する協定を結んだ。同市へ遺贈を希望する市民らに対し、同信金が助言することで円滑な寄付を実現させることが目的。

遺贈に関する協定書に署名する染谷市長と伊藤理事長(右)=島田市役所
遺贈に関する協定書に署名する染谷市長と伊藤理事長(右)=島田市役所

 同信金によると、生まれ育った自治体や思い入れのある市町への預貯金寄付の相談は増加傾向にあるという。同信金が遺言信託業務など専門的な助言を担い、市は寄付者の意思を尊重しつつ、寄付金を子育て支援や医療設備の充実、環境施策の推進など市政運営に活用する。
 市役所で締結式が行われ、同信金の市川公会長、伊藤勝英理事長、染谷絹代市長が出席した。伊藤理事長は「高齢化が進む中、寄付の相談などニーズは高まっている。顧客の課題解決や支援につながるはず」と述べた。染谷市長は「亡くなった後も地域や社会に貢献する仕組み作りにつながれば大変ありがたい」と話した。

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