植物の研究成果共有 静岡大で育種学会全国大会 駿河区

 日本育種学会の全国大会(同学会第143回大会運営委員会主催、静岡大グリーン科学技術研究所共催)が17日、静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで始まった。植物の遺伝的改変に関する研究や技術の進歩を共有するのが狙い。18日まで。

静岡大で初開催となった日本育種学会全国大会=静岡市駿河区
静岡大で初開催となった日本育種学会全国大会=静岡市駿河区

 同学会の全国大会が静岡大で開催されるのは初めて。全国から約600人の研究者が参加し、約200演題の口頭発表を展開する。
 大会運営委員長を担う同研究所植物ゲノミックス研究コア長の富田因則教授は、全国大会の初開催について「研究所として社会貢献をしてきた成果だと思う。学生にとって貴重な機会になる」と意義を語った。
 初日は総会のほか、学会賞と奨励賞の受賞者による講演などがあった。18日は富田教授の研究室の学生が「気候危機に負けないコシヒカリへの遺伝的改変」に関する三つの発表に臨む。

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