3000人の建築士 知識と技術共有 静岡で全国大会

 日本建築士会連合会などは27日、第65回建築士全国大会「しずおか大会」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。全47都道府県から建築士約3千人が集い、知識と技術の共有や同業者同士の交流を図った。

城の建築技法などを説明した記念講演=静岡市駿河区のグランシップ
城の建築技法などを説明した記念講演=静岡市駿河区のグランシップ

 歴史と文化の継承をテーマにパネル展示や講演会を展開。記念講演では静岡大名誉教授の小和田哲男さんが講師を務め、日本の城について建築技法や芸術の観点から説明した。推定復元された駿府城(同市葵区)や西尾城(愛知県西尾市)などを例に挙げ、城ごとに異なる天守の造りや本丸の配置などを解説。城郭遺産の保存と活用に関するパネルディスカッションも行われた。
 同大会は建築士の連携と意識の高揚を目的に年1回開催され、本県が開催地となるのは47年ぶり。

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