看護師確保へ「湖西市枠」 市長答弁 浜松の専門学校に設置目指す

 湖西市の影山剛士市長は7日、市議会3月定例会一般質問で、市内の看護師確保に向けて浜松市立看護専門学校に「湖西市枠」の設置を目指していることを明かし、「2024年度入学生を対象に設けるために詳細を固めたい」との意向を示した。同校卒業後、市内の医療機関で勤務する学生の確保を図る。
 湖西市は22年11月、浜松市と地域医療提供体制の確保に関する連携協定を締結し、同校などに湖西市枠の設置を打診した。影山市長は学生の対象者や選考方法については「相手方と調整を進めている」と回答するにとどめたが、設置の際には「市として応分の負担が必要になる」との見方を示した。
 協定ではほかに、浜松医療センターから市立湖西病院への助産師派遣も調整している。影山市長は「まずは助産師による(妊産婦の)健診体制を整え、将来的には分娩(ぶんべん)ができるようにしたい」と意欲を示した。佐原佳美氏(公明)への答弁。
 同日は滝本幸夫、福永桂子、中村博行、吉田建二の4氏(いずれも無所属)も登壇した。

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