地下道アートで明るく ギョーザやバイク描く 浜松市役所前 イラストレーター大石さん

 イラストレーター「いきものだもの」として活動する大石晃裕さん(39)=浜松市出身=が3日、中区の市役所前地下道でアートペイントの制作を始めた。地下道の壁にギョーザやオートバイなど浜松ゆかりの題材を描いて明るく楽しい雰囲気を創り出し、地上の国道152号交差点横断歩道の混雑緩和を目指す試みに協力する。

アートペイントの制作を進める大石さん=浜松市中区の市役所前地下道
アートペイントの制作を進める大石さん=浜松市中区の市役所前地下道

 初日は、地下道の壁にプロジェクターで投影したイラストに沿って、ペンで下書きした。描くキャラクターはギョーザ、バイク、天竜川など12点。17日までにペンキで彩色し、いずれも幅1・6メートル、長さ1メートルほどの作品に仕上げる。
 アートペイント事業は市創造都市推進会議が「アートの力でまちを元気にしよう」と企画した。市によると、付近では18日に「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」がグランドオープンし、横断歩道のさらなる混雑も予想される。このため、来館者の通行を地下道に誘導することで事故防止を図りたい考え。
 大石さんは「地下道を歩きながら、浜松の魅力を感じてもらいたい」と話す。

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