給食生ごみ、野菜作りに活用 浜松市北区・細江保育園 ジャガイモ植え付け

 浜松市北区細江町の細江保育園が、給食の生ごみや枯れ葉を再利用した堆肥を用いて野菜栽培に取り組んでいる。堆肥を混ぜた園内の畑で収穫した野菜を給食で味わう循環の実現を目指し、園児の教育にも活用する。

給食の生ごみを再利用した堆肥を混ぜた畑にジャガイモを植え付ける園児=浜松市北区の細江保育園
給食の生ごみを再利用した堆肥を混ぜた畑にジャガイモを植え付ける園児=浜松市北区の細江保育園

 同園は、農薬や化学肥料を使わない自然農法で野菜を栽培している。段ボールを使用した生ごみの堆肥化などに独自に挑戦してきた中、昨年11月にごみ減量策を進める同市と園児の保護者から堆肥化に使うコンポスト容器の提供を受けた。
 2月上旬に堆肥を土に混ぜて畑を耕し、このほど4歳児クラスの園児28人がジャガイモの植え付けを体験。「大きくなーれ」「おいしくなってね」などと口にしながら、等間隔に植えて丁寧に土をかぶせた。
 大坪叶逢ちゃん(5)は「ジャガイモをカレーに入れて食べたい」と話した。

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