海洋文化施設の中止を求め請願 静岡市の市民団体

 静岡市の海洋文化施設の建設計画を巡り、同市の市民団体「清水港の海洋文化施設(水族館を含む)を考える会」は20日、計画中止を求める請願を市議会の望月俊明議長に提出した。
 請願では、総事業費240億円の巨大プロジェクトに対し、市民への説明が不十分だと指摘。2022年9月の台風15号の被害を踏まえた危機管理体制の強化や物価高への対応を最優先にするべきとし、計画を白紙に戻し、市民への説明と意見聴取を行うよう要望した。
 望月議長に請願書を手渡した同会共同代表の高木徹さんは「もっと有効な税金の使い方があるのではないか。予算額を見ると不安になる」と話した。
 請願は開会中の市議会2月定例会で審議する。

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