沼川流域の治水対策「大規模特定河川事業に」 沼津、富士市長 国交省に要望

 沼津市の頼重秀一市長と富士市の小長井義正市長は17日、国土交通省で清水真人政務官と面会し、治水対策として整備する沼川新放水路の上流工区と支流の江尾江川の河川改修について、大規模特定河川事業として採択するよう要望した。
 沼川流域は2021年7月の豪雨災害で約300戸が浸水し、対策が求められている。交付金事業で実施している両事業について、予算が優先配分される大規模特定河川事業での採択を通じ、着実な整備につなげたい考えだ。頼重市長は「毎年のように浸水被害が起こり、地域住民が心配している現状を伝えた」と述べ、小長井市長は「(清水氏には)必要性を十分理解してもらえた」と手応えを示した。
 自民党の細野豪志氏(衆院静岡5区)、勝俣孝明氏(同6区)、若林洋平氏(参院静岡選挙区)が同行した。

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