バッテリー火災 初動対応を訓練 磐田の粗大ごみ処理施設

 磐田市新貝の中遠広域粗大ごみ処理施設で16日、搬入された小型電化製品の内蔵バッテリーの発火による火災を想定した避難・消火訓練が行われた。磐田、袋井、森の3市町でつくる中遠広域事務組合の職員や作業の委託業者、磐田市消防署の隊員ら約50人が参加。火災発生から消防車が到着するまでの初動対応を確認した。

バッテリー発火による火災の初期消火などの対応を確認した訓練=磐田市新貝の中遠広域粗大ごみ処理施設
バッテリー発火による火災の初期消火などの対応を確認した訓練=磐田市新貝の中遠広域粗大ごみ処理施設

 破砕された金属やプラスチックを貯留する場所でバッテリーが発火し、火災になったとの想定。発見から119番通報までの情報伝達や、一般利用者の避難誘導、施設内の消火栓や消火器を使った初期消火などの流れを訓練した。
 同施設では、電化製品から取り外されていなかったバッテリーが処理中に発火する事案が増えている。同組合によると、本年度は1月末現在で62件に上るという。いずれも自動散水装置が作動し、火災には至らなかった。同組合はごみ出し時には原則、製品からバッテリーを取り外し、分別するよう呼びかけている。

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