沼津の不適切保育 市の立ち入り監査終了 関係者13人から聞き取り

 沼津市は25日、不適切保育が発覚した市内の小規模保育事業所への特別監査を前日に引き続き実施し、終了した。市は2日間で施設関係者計13人から聞き取りを行い、今後はその内容や施設の再発防止策を精査する。2月末から3月末ごろまでに監査結果を公表し、必要に応じて施設への勧告や指導を行う。
 同日は市職員3人が約2時間、施設関係者3人に当時の状況などを聞き取った。施設の事務長は取材に対して「今後の市の指導を真摯(しんし)に受け止め、対応していく。新たな調査が必要な場合は、協力する」と述べた。
 施設によると、不適切な行為をした施設長や保育士ら3人は23日から、自宅待機となっている。一部の保護者は寛大な措置を求めていることもあるため、処分については「検討中」とした。
 市や施設によると、昨年6~10月、3人がいずれも1歳児3人に対し、顔に水性ペンで落書きしたり、頬を引っ張って広げたりしていたとされる。行為の様子は職員間のグループLINE(ライン)で画像を共有していたという。

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