「力発揮には準備が大切」プロランナー神野選手 細江中で部活指導

 浜松市を拠点に活動するプロランナーの神野大地選手(29)が24日、同市北区の細江中を訪れ、運動部と吹奏楽部の約150人を対象にした部活指導を行った。生徒はウオーミングアップの目的や大切さを学び、駅伝部の部員は神野選手と4千メートル走に臨んだ。

駅伝部員らと長距離走に臨む神野選手(左)=浜松市北区の細江中
駅伝部員らと長距離走に臨む神野選手(左)=浜松市北区の細江中

 神野選手は上半身、下半身それぞれに着目した準備運動を紹介し「心拍数を上げておくとパフォーマンスは上がる」と助言した。駅伝部員らに対しては、地面から反発をもらうための練習など専門的に指導。元部長の竹下諒さん(15)=3年=は「(神野選手は)ピッチが速くて走り方に安定感があり、参考にできることが多かった」と話した。
 昨年の静岡県中学駅伝で同校が女子優勝、男子3位の好成績を収めたことから、神野選手のスポンサーを務める浜松いわた信用金庫が部活応援プロジェクトとして企画した。神野選手は「後悔のない人生を送るために」と題して、全校生徒への講演も行った。

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