企業の自己変革 必要性を強調 静岡商議所・賀詞交歓会

 静岡商工会議所は5日、賀詞交歓会を静岡市駿河区で開いた。岸田裕之会頭は新年のあいさつで「少子高齢化や人口減少が進む中、地方の企業は自己変革を進める必要性がある」として、会員企業の事業効率化やデジタル化に向けた支援に力を注ぐ考えを示した。

鏡開きを行った岸田裕之会頭(中央)=5日午後、静岡市駿河区
鏡開きを行った岸田裕之会頭(中央)=5日午後、静岡市駿河区

 原材料や燃油の高騰にも触れ、「適切な価格転嫁を進めて賃金を上げることで、地方経済を動かしていくことが肝要」と強調した。
 来賓の川勝平太知事は富士山の世界文化遺産登録10周年などに触れ、「静岡県が日本の理想の地域として公認される年となる。世界の人々が憧れる地域づくりを進める」とあいさつ。田辺信宏市長は「市や県、国、経済界が団結し、世界に輝く静岡にしていこう」と述べた。

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