第3次環境基本計画案は「妥当」 熱海市審議会が答申

 熱海市環境審議会(滝野慶子会長)はこのほど、市から諮問を受けていた第3次市環境基本計画案について妥当と答申した。市は2022年度中に計画を策定、公表する方針。
 計画案は、50年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする市の「ゼロカーボンシティー宣言」を念頭に置き、脱炭素で資源の循環するまち▽みんなが快適に過ごせる安全・安心なまち-など四つの基本目標を掲げた。計画期間は31年度までの10年間。
 市域からの温室効果ガスの年間排出量を20年度比で約22・5%減らすことや、再生可能エネルギーによる発電電力量を約2・5倍に増やすなどの数値目標を盛り込んだ。
 ゼロカーボンシティー宣言の実現に向けた工程表には、太陽光のほか地熱、バイオマス、地中熱といった自然エネルギーを利用した施設の導入促進、市民の省エネ活動の発信、超小型モビリティの普及などに取り組むとした。

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