林業の役割 間近で探求 静岡市立高生、間伐作業を見学

 静岡県と県山林協会はこのほど、高校生に林業の魅力を伝え、職業への意識付けを図る取り組みとして、静岡市立高の生徒を対象にした特別授業とフィールドワークを同校などで行った。

木材生産者から林業について説明を受ける静岡市立高生=静岡市葵区小布杉
木材生産者から林業について説明を受ける静岡市立高生=静岡市葵区小布杉

 「総合的な探求の時間」の一環として、普通科の1年生約40人が参加した。県林業振興課職員が講師を務め、森林の果たす多面的な役割や人工林を手入れする必要性などを説明した。生徒らはその後、葵区小布杉の森林に移動し、地元木材生産者による重機などを使った間伐作業の見学や仕事のやりがいなど現場の経験談に耳を傾けた。
 参加した佐塚茉緒さんは「初めて林業の仕事を見たが、とても魅力的だった」と感想を語った。小勝和花さんは「間伐作業の見学は良い経験になった。木の香りに温かみを感じた」と自然に触れた感動を喜んだ。

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