⚽日本代表の特定選手に厳しい声 W杯コスタリカ戦後、ベテラン長友らが擁護

 【ドーハ=静岡新聞社特派員・市川淳一朗】27日のコスタリカ戦に敗れた日本代表に、厳しい声が寄せられている。失点に絡んだ主将の吉田麻也(シャルケ)は試合後「たくさんの批判は覚悟しているが、それをマネージ(処理)できなければここには立てないと思っている。もう一回立ち上がらなきゃいけないし、自信と勇気を持ってスペイン戦に挑みたい」と前を向く。
 伊藤洋輝(シュツットガルト、浜松市出身、ジュビロ磐田ユース出)には、消極的に映ったプレーへの指摘が交流サイト(SNS)などで相次いだ。そのことを問われたベテランの長友佑都(FC東京)は28日に「代表での経験もそこまでない中、W杯に途中から出場するのは相当の難しさがあったと思う。僕が(初出場した)南アフリカ大会で同じ立場だったらもっとひどいことになっていた」と擁護する。
 世界ランキングで格下のコスタリカには白星が期待されたが、1次リーグ突破に向けて引き分けでも優位に立てる状況ではあった。「最低引き分けでも良いというところで、全体も守備陣も失点だけはしたくない気持ちで入った。それでサッカーが慎重になりすぎた」と長友は省みる。
 伊藤が批判を浴びていることに対し、元日本代表の本田圭佑氏はツイッターで同日、「安易な批判はやめるべき。監督が指示してない可能性もある。選手ってのはコーチング1つで1流にも2流にもなりえる」(原文のまま)とつづった。

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