プロの指導でそば打ち体験 静岡・井川の子どもたち 地元在来種「そばがき」味わう

 静岡市葵区の井川小中で28日、「そば打ち体験」が行われた。井川こども園の園児や児童、生徒の計7人がプロの手ほどきを受けながら製麺作業に取り組んだ。

包丁を使いそばを丁寧に切りそろえていく参加者=静岡市葵区の井川小中
包丁を使いそばを丁寧に切りそろえていく参加者=静岡市葵区の井川小中

 同区常磐町で「手打ち蕎麦(そば)たがた」を営む田形治さん(54)が講師を務めた。エプロンや白衣姿の参加者は、田形さんの指導を受けながら、そば粉に水を加えて丹念に手でこねた生地を木の棒で薄く伸ばしたり、包丁で細く切りそろえたりして、1時間ほどで生そばを完成させた。
 参加者は早速ゆで上げ、つゆに浸して試食。同校で栽培した井川地区の在来種ソバを使った「そばがき」も味わった。
 同校9年の松下芽夏子さん(15)は「自分で打ったそばは風味も良くておいしかった」と笑顔で話した。

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