家康ゆかりの3城、PR強化 掛川市、特設サイトを開設

 掛川市は2023年放送の大河ドラマに合わせて、徳川家康にゆかりのある掛川、高天神、横須賀の市内3城のPRを強化する。拡張現実(AR)や仮想現実(VR)の技術を使って戦国時代の高天神城を復元するほか、特設サイトで歴史的背景を紹介する。
 掛川城は、こもる今川氏真を家康が攻め立てた「掛川城攻め」の舞台。高天神城は徳川氏と武田氏が激しい攻防を繰り返したことで知られている。横須賀城は家康が築いた高天神城攻略の拠点。市は合戦を紹介するパンフレットを作成し、市民や観光客に発信する。
 講演会や高天神城と周辺のとりでを周遊するサイクルイベントなども開催する。市内3城の知名度向上を図り、旅行情報「じゃらん」の日本の城郭ランキングで20位以内を目指す。
 いずれの取り組みも23年3月までに実施する。久保田崇市長は10日の定例記者会見で「重要な合戦の地となったことを知ってもらい、郷土愛を醸成したい。大河ドラマを契機に市のPRに努める」と説明した。

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