富士東麓「循環共生圏」へ 御殿場、裾野、小山 3首長ら懇談

 御殿場、裾野、小山の2市1町の首長と議会議長による行政懇談会が4日、御殿場市役所で開かれた。デジタル技術や地域資源を活用し環境と経済が調和した地域づくりを図る県の「地域循環共生圏」の第1号認定を目指すことで一致した。

県の「地域循環共生圏」認定を目指すことで一致した2市1町行政懇談会=御殿場市役所
県の「地域循環共生圏」認定を目指すことで一致した2市1町行政懇談会=御殿場市役所

 「富士山東麓エコガーデンシティ地域循環共生圏」として認定を目指す。富士山麓の森林環境を保全し、環境先進地域として地域のブランド力を高める。
 各市町がそれぞれ、脱炭素と経済活動を両立、好循環させる施策を展開する。脱炭素技術の開発、事業所や家庭の省エネ・再生可能エネルギーの拡大、環境重視型工業団地整備などを進める。
 勝又正美御殿場市長は「富士山の麓の2市1町が一つの方向を目指すのは意義がある」と強調した。出席者からは、住民生活に還元する形をイメージした上で取り組みを進めるべきとの意見が出た。

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