東伊豆 細野高原「草原の里100選」に 稲取の管理団体に認定書 

 各地の自治体で組織する「全国草原の里市町村連絡協議会」が選ぶ「未来に残したい草原の里100選」に、東伊豆町の細野高原を管理する稲取地区特別財産運営委員会が選ばれた。町役場でこのほど、団体に認定書が授与された。

見頃を迎えたススキの草原=20日午後2時半ごろ、東伊豆町稲取の細野高原(東部総局・山川侑哉)
見頃を迎えたススキの草原=20日午後2時半ごろ、東伊豆町稲取の細野高原(東部総局・山川侑哉)
岩井町長から認定証を受ける山田さん=東伊豆町役場
岩井町長から認定証を受ける山田さん=東伊豆町役場
見頃を迎えたススキの草原=20日午後2時半ごろ、東伊豆町稲取の細野高原(東部総局・山川侑哉)
岩井町長から認定証を受ける山田さん=東伊豆町役場


 細野高原は125万平方メートルの広大な草原にススキがそよぎ、県内外から観光客が訪れている。運営委は約20年間にわたり山焼きなどを実施。加盟自治体の持ち回りで協議会会長を務めている岩井茂樹町長が、運営委員長の山田賢一さん(73)に認定書を手渡した。
 山田さんは「選定を機に一層地域のために励みたい」と気持ちを新たにし、岩井町長は「絶景があるのみならず、山焼きをはじめとした丁寧な管理が行われている」と称賛した。
 協議会は2016年に発足し、24自治体で構成。原風景の保全や管理技術の伝承を狙いに、今回初めて「100選」を実施、34カ所を選定した。県内では、富士宮市根原区朝霧草原も選ばれた。

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