江原素六 史跡ツアー 沼津・金岡小児童 地元偉人功績学ぶ

 沼津市立金岡小の4年生100人がこのほど、明治期に県東部の産業振興や教育発展の礎を築いた江原素六翁(1842~1922年)ゆかりの史跡を巡り、地元の偉人の功績を学んだ。

江原素六翁の墓について説明を受ける児童=沼津市駿河台
江原素六翁の墓について説明を受ける児童=沼津市駿河台

 地域の人に学校現場に参画してもらう「チーム学校実現事業」として、地元顕彰会の9人が案内役を務めた。児童は戦時中に供出された素六の銅像の代わりに設置された「身代わり玉石」や、愛鷹山麓の領地払い下げ10年を記念して作られた石碑、素六が酪農に取り組んだ牛牧場跡、墓などを見学した。
 各所では、会員が功績やエピソードを解説し子どもたちは真剣に聞き、質問もして理解を深めた。阿久根大稀君(9)は「たくさんの石碑が残されたほど地域の人に好かれていて、すごい人だと思った」と話した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞