スマホやPC適切利用を 浜岡北小で講演会 家族ぐるみで推進重要

 ゲームやネットへの依存をテーマにした講演会がこのほど、御前崎市下朝比奈の浜岡北小で行われた。5年生21人と保護者がスマートフォンやパソコンなどの適切な使い方について考えた。

今井教授(右)の助言に聞き入る親子ら=御前崎市下朝比奈の浜岡北小
今井教授(右)の助言に聞き入る親子ら=御前崎市下朝比奈の浜岡北小

 子どもの成長に及ぼすメディアの影響に詳しい浜松学院大副学長の今井昌彦教授(64)が講演した。今井教授はスマホなどが発するブルーライトについて「脳が太陽を見ていると勘違いする」と指摘し、寝る前の使用は睡眠不足につながると説明した。過度な使用を防ぐには親子で互いに声を掛け合う家族ぐるみの取り組みが重要と訴えた。
 児童と保護者はその場で今後の取り組みを話し合い、「家に帰ったらスマホを見る前に勉強する」「使用時間を決める」などと宣言した。保護者の山本好光さん(43)は「子どもが夜遅くまで起きていたり、寝付きが悪くなったりと当てはまる点が多くあった。自分のスマホの使い方も考えなければ」と神妙な面持ちで語った。
 ゲーム、ネット依存を防ぐ取り組みは市教育委員会が市全域で推進し、講演会は他の小学校や幼稚園、中学校でも行われている。

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