複業人材で経営課題解決 焼津市がマッチング合宿

 焼津市は6日、複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と経営課題を抱える地元企業をつなげるマッチング合宿を市内で始めた。7日まで。複業人材として働くことに興味を持つ6人、地元企業5社が参加。2日間掛けて、双方の希望を探り合っていく。

自己紹介する複業人材の希望者=焼津市中港
自己紹介する複業人材の希望者=焼津市中港

 複業人材の希望者は漁具倉庫(同市中港)で顔合わせした。埼玉県と静岡県を拠点に生活する企業経営者、鉄道会社でまちづくり事業に携わった会社員、フリーランスで活躍するテレビカメラマンとさまざまなスキルを持つ人材がそろった。
 自己紹介では「まちづくりに関心を持っている」「焼津のまちに興味を持った」などと決意を語った。
 地元企業5社は、新規事業や販路開拓、専門技術のマニュアル化、社内コミュニケーション活発化といった経営課題の解決を図るための人材を求めている。
 最終日の7日は、企業側が自社の経営課題を提起。その後、双方が懇談会で親睦を深めながら、マッチングにつなげていく。
 (焼津支局・福田雄一)

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