清水区長へ要望書「復旧工事早期に」 両河内地区連合自治会

 約830世帯2600人が住む静岡市清水区の山間地、両河内地区連合自治会の中山治己会長は29日、静岡市役所清水庁舎を訪れ、塩原博清水区長に復旧工事の早期実施などを求める要望書を手渡した。

塩原博清水区長らに対して、スマートフォンの写真を見せて被災状況を説明する中山治己両河内地区連合自治会長(左)=29日午後2時ごろ、静岡市役所清水庁舎
塩原博清水区長らに対して、スマートフォンの写真を見せて被災状況を説明する中山治己両河内地区連合自治会長(左)=29日午後2時ごろ、静岡市役所清水庁舎

 同連合自治会によると、地域には土砂崩れや床上浸水、倒木などが約170件あり、重機による復旧作業などの支援が喫緊の課題となっている。地区内の布沢では民家に土砂や流木が流入する場所もあるなど、生活再建のめどがたっていない。
 中山会長は自らのスマートフォンで被災状況の写真を市職員に1枚ずつ示して「地元だけでは十分な対応はできない。自助・共助の段階から、行政に助けてもらわなくてはならない段階に来ている」などと訴えた。
 塩原区長は「皆さんの共助に頭が下がる思いだ。今後もぜひ力を貸してほしい」と応じた。田辺信宏市長をはじめ、関係各課と要望書を共有するという。

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