困窮学生の食料支援継続 静岡駅地下で募金活動 県立大ボランティアセンター

 静岡県立大(静岡市駿河区)で食料支援活動を行う学生ボランティアセンターが15日から、JR静岡駅北口の地下広場の周辺で、今後の活動資金を得ようと募金活動を始めた。新型コロナウイルス禍で学生からの需要は高く、資金が減少したため。初日は学生約5人が立ち、通行人に協力を呼び掛けた。

募金活動を行う県立大学生ボランティアセンターの学生ら=JR静岡駅北口地下広場周辺
募金活動を行う県立大学生ボランティアセンターの学生ら=JR静岡駅北口地下広場周辺

 同センターは新型コロナの影響で学生の困窮が懸念された2020年に「たべものカフェ」を開設。地域住民有志の協力なども得て、同大草薙キャンパスで毎月2回食料支援を行い、これまで685人が利用した。
 配布の際には近況を聞き、事情に応じてアドバイザーの津富宏国際関係学部教授につなげるなど、窓口としての役割も果たしている。9月からは小鹿キャンパスでも開設する。
 カフェの運営には毎月8万~10万円が必要だという。募金は80万円を目標とし、29日まで計8回行う。募金に関する問い合わせは学生ボランティアセンター<Eメールpre.volunteercenter@gmail.com>へ。
 (社会部・大須賀伸江)

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