シロサイの「サイコ」天国へ 日本平動物園、献花台を設置

 静岡市駿河区の日本平動物園は23日、雌のシロサイの「サイコ」(41歳)が死んだと発表した。24日から2週間程度、園内のサイ舎前に献花台を設置する。

泥遊びを楽しむサイコ(日本平動物園提供)
泥遊びを楽しむサイコ(日本平動物園提供)
元気だったころのサイコ(右)とタロウ(日本平動物園提供)
元気だったころのサイコ(右)とタロウ(日本平動物園提供)
泥遊びを楽しむサイコ(日本平動物園提供)
元気だったころのサイコ(右)とタロウ(日本平動物園提供)

 サイコは1981年1月に和歌山県のアドベンチャーワールドで生まれ、89年4月に日本平動物園に来た。穏やかでおとなしい性格で、これまで飼育員を威嚇したことは一度もなかったという。雄の「タロウ」(40歳)と泥遊びをするなど仲の良い姿を見せ、来園者を楽しませていた。
 2020年12月末から外陰部の出血などが出始め、1年半以上療養を続けてきたが、8月21日に死んだ。死因は膣(ちつ)がん。同園のシロサイはタロウ1頭になった。

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