いつまでマスク? 新型コロナの常識アップデート 読者アンケートに寄せられた声【NEXT特捜隊】

 新型コロナウイルス感染症予防のためのマスク着用について考えた特集「いつまでマスク? 新型コロナの常識アップデートしよう」(5日掲載)。特集に合わせて実施した読者アンケート「3度目の夏、マスクどうしてますか?」の回答を引き続き紹介する。


 回答者は静岡県内在住の40~60代を中心とした441人。自身のマスク着用については「場に応じて感染リスクを自ら判断し、着脱している」が78.2%を占めた。「新型コロナの感染再拡大が起きた場合、政府はどのような態勢を取るべきか」の設問では、40.4%が「新たな変異株の致死率などに応じてその都度判断する」を選んだ。「行動制限を呼び掛けるべきだが、これまでより制限を緩和する」19.5%、「これまでのように緊急事態宣言を出すなどして行動制限を呼び掛ける」18.6%、「行動制限を呼び掛けるべきではない。個人や団体がそれぞれの判断で拡大防止に努める」14.1%。4.5%は「拡大防止に努める必要はない」とした。

 <以下はアンケートの自由記述から>

声通らずクレームも/着用で肌トラブル/触れ合い減り気がめいる

 

 【マスクと私】
 ◇ドラッグストアの品出しの仕事をしている。節電でエアコンを切っているので、息苦しい時はマスクを外す。高齢のお客さまが多く、マスク越しだと声が通らず怒られることも(静岡市清水区、パート55歳女性)
 ◇外食時は皆、マスクを外して会話している。もうインフルエンザと同じ扱いでいいのでは。国が言ってくれないといつまでも変わらない(袋井市、パート42歳女性)
 ◇消毒にマスクの生活で手荒れもしたし、顔は吹き出物だらけになった。コロナより受動喫煙の方が怖いと思う(伊豆の国市、介護職18歳女性)


 【社会の変化】
 ◇祭りが飲酒抜きになるなど人との触れ合いが減り、気がめいる(御前崎市、農業64歳女性)
 ◇仕事仲間の歓迎会がずっとできず、歓迎しているのに「歓迎されていない」と受け止められる(島田市、会社員53歳女性)


黙食の影響考えて/情報過多、判断ストレス/寛容さ必要

 

 【自粛生活のつらさ】
 ◇子どもたちは学校生活に制限がかかり、かわいそう。中高年が頻繁に旅行や食事会をする様子を見ると、学校の先生方や病院関係者が気の毒(静岡市葵区、パート47歳女性)
 ◇学校では黙食が続き、食事の楽しみが奪われている。感染予防だけでなく、発達への影響を含め総合的に判断してほしい(富士市、会社役員39歳女性)
 ◇息子家族や義母が気軽な感じで旅行やカラオケに行く。感染者数が下がった時はともかく、第7波の今、私は出掛けるのも不安(島田市、65歳女性)

 【感染対策に一言】
 ◇海外のように、ゼロコロナでなくウィズコロナが前提であってほしい(藤枝市、会社員46歳男性)
 ◇対策を押しつけるのでなく、個々の判断を許す寛容さが私たちに必要(静岡市駿河区、団体職員36歳女性)
 ◇その時に最良と信じて皆が一生懸命やってきたことは評価されてよい(静岡市駿河区、会社員51歳女性)
 ◇いろいろな情報が飛び交い、専門的なことを自分で判断しなければならないのはストレス(富士市、保育補助58歳女性)
 ◇子どものワクチンについて「周りの大切な人のために」接種しようという呼び掛けに違和感がある。子ども自身の命や健康が第一では(静岡市清水区、団体職員46歳女性)
 ◇昔から未知の病気が出ると、迷信が人を誤らせてきた。科学的な知識を持つことが一番の対策(静岡市清水区、80歳男性)
 ◇(コロナ関連の)補助金、助成金の使い方が不平等(静岡市葵区、自営業68歳男性)

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