自主防役員ら参加 避難所運営学ぶ 御前崎

 災害時の避難所運営に関する研修会(NPO法人御前崎災害支援ネットワーク主催)が18日、御前崎市池新田の市研修センターで行われた。同市内の自主防災会役員ら約100人が参加し、図上訓練で運営のノウハウを学んだ。

図上で避難所運営を実践する参加者=御前崎市池新田の市研修センター
図上で避難所運営を実践する参加者=御前崎市池新田の市研修センター

 町内会ごとのグループに分かれ、中学校の体育館を避難所と想定して行った。年代や性別、負傷の有無など避難所にやって来る住民の特徴が書かれたカードをリーダーが次々と読み上げ、他のメンバーが図面をのぞき込みながら配置を考えた。「この部屋を倉庫にしよう」「高齢者は子どもの近くにした方が元気が出るだろうか」などと積極的に意見を交わした。広沢区の松山昭博町内会長(66)は「持病があったりペットを連れていたりと、さまざまな避難者に対応するのは難しい。あらかじめ避難所のレイアウトを作成しておくことが大事だと分かった」と話した。
 研修会は新型コロナウイルス禍などを経て4年ぶりに開催した。

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