詐欺防止を啓発 犯行の手口ポスターに 清水署

 静岡市清水区で多発している特殊詐欺被害を防止しようと、清水署生活安全課が啓発ポスターを制作し同署入り口に掲示している。県警が進める詐欺から女性の暮らしを守る取り組み「さくらセーフティ作戦」の一環。

特殊詐欺被害防止に向けて清水署生活安全課が制作した啓発ポスター=清水署
特殊詐欺被害防止に向けて清水署生活安全課が制作した啓発ポスター=清水署

 同署管内では今年、特殊詐欺12件(前年同月比4件増)、計1358万(同315万円増)の被害が発生した。県内ワーストだった昨年を上回る勢いで、特に前年同月時点は0件だった還付金詐欺が7件、被害額計618万円と急増した。
 ポスターは、詐欺被害者の8割が65歳以上の女性であることを強調したものや、保険の会員番号といつわって振込金額を入力させるといった還付金詐欺の詳細な手口を記載したものなど複数デザインした。同署以外に管内の金融機関やコンビニ店に掲示しているほか、同署のホームページでも見ることができる。同課の鈴木達也巡査部長(33)は「電話でお金やカードの話を受けたら必ず相談してほしい」と呼び掛けた。

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