衛生管理の実施状況は 島田の施設 静岡県中部保健所が検査

 夏の食中毒発生防止に向け、静岡県中部保健所は10日、管内の宿泊施設や観光施設での現地指導を開始した。衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に沿った管理の実施状況などを確認する。

生鮮食品の保管状況などを確認する職員=島田市のKADODE OOIGAWA
生鮮食品の保管状況などを確認する職員=島田市のKADODE OOIGAWA

 島田市の複合施設「KADODE OOIGAWA」では、職員5人が鮮魚店やレストランなど15店舗に立ち入り、冷蔵庫の温度や食品の保管状況、記録簿などをチェックした。食品表示法改正で義務化された原料原産地表示についても指導した。
 同保健所の担当者は「生産から加工、流通、消費までにかかわる全ての人の努力で安全が保たれる。家庭内でも温度管理や十分な加熱を心掛けてほしい」と話した。

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