富士山と茶畑、五感を刺激 富士・大淵笹場でツアー

 富士山と茶畑の景勝地である富士市の「大淵笹場」で4日、まるごと体感ツアーが開かれた。県内外の親子35人が茶摘みや茶作り体験を通して同所の魅力を肌で感じた。

新芽を使って製茶体験を楽しむ親子=富士市の大淵笹場
新芽を使って製茶体験を楽しむ親子=富士市の大淵笹場

 五感で茶に親しみ、景勝地の保全活動への理解を広げようと昨年度から春と秋の計2回開催している。
 2組に分かれて茶園を散策した親子は大淵二丁目ささば景観保存会のメンバーに教わって新芽を手で摘んだ。
 茶の天ぷらや製茶体験にも挑戦。煎茶作りでは、茶葉を中華鍋で丁寧にいって、軍手をした手でもんだ。徐々に茶のさわやかな香りが広がり、できた茶をその場で味わった。
 服織西小5年山田明さん(静岡市葵区)は「最初からお茶を作れて楽しかった。自分で作ったお茶は香ばしい」と喜んだ。普段はお茶を飲まない男児も「このお茶は気に入った」とごくごくと飲み干した。
 

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