森町が課税漏れ 町県民税など10件

 森町は24日、2020、21年度分の町県民税と国民健康保険税の課税漏れがあったと発表した。追加徴収の対象は町県民税が6件(6人)計57万4500円、国民健康保険税は4件(4人)計45万9300円。事務手続き上のミスが原因という。
 同町によると、町県民税は国税庁の確定申告データなどに基づいて課税しているが、データを町のシステムに取り込む際、適切な対応をしていなかった。確定申告内容が反映されず、町県民税は本来の税額より少ない金額で計算され、それに伴い国民健康保険税も減額された。4月中旬に22年度の町県民税課税のために21年度の課税状況を確認して発覚した。
 町は対象者への説明と謝罪を行い、追加納付の手続きを進める。太田康雄町長は「納税者にご迷惑をおかけし、申し訳ない。再発防止の取り組みを徹底し、行政への信頼回復に努める」とコメントした。

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